突然ですが朝起きたら俺の刀が消えていました

L「……あれ?俺の刀どこだ?」
 (色々とありそうな場所を捜索)
L「………無いな …何処にいったんだ?」
R「?…おい 何やってんだ?」
L「…あぁ ラフ いやちょっとな…」
(……刀の事を 尋ねてみるか?)


何 朝からそこかしこ引っくり返してんだ?

L「……なぁ お」
R「そういやよ マイキーがお前の刀抱えて走ってたけどよ
 …貸してやっ」
L「ラフ それ何時見たんだ?」
R「人の台詞さえぎ」
L「何時見たんだ?」
R「…………ついさっきだ そんなに時間は経ってねぇは」
L「わかった」
  クルリ スタスタ…
R「………最後まで聞けってんだよ」


なんか鬼気迫る顔してるけど

D「どうかしたの?」
L「ドニー…いや 別に気にするな
 それにしても 珍しいな お前がこんな時間にリビングにいるなんて」
D「んん〜 偶々ね 目が覚めてさぁ
  それにねぇ マイキーがバタバタ走ってるの見て お腹空いたなぁ〜って」
L「で ……それ 何食べてるんだ?」
D「あぁ これ?いやー 久しぶりにさぁ 作ってみたんだよ ご飯
  お昼の分も残しとかなきゃいけなかったからねぇ
  残り物とかでさ 中々うまく出来たと思ってるんだけどね」
L「そ…うか 良かったな…」
D「食べてみる?」
L「…………いや いい」
D「…遠慮しなくてもいいよ?」
L「いや…そういう訳じゃ……
  そうだ マイキー知らないか?探してるんだ」
D「ああ マイキーならキッチンじゃないの?
  僕が料理した後 そこからあいつの悲鳴が聞こえたからさ」
L「………そうか わかった」


もう〜!料理した後の片付けくらいしてよ!!

M「っていうか 何これ! この惨状! 何したらこんなになるの〜!?」
L「………」
M「うわ このなんて言ったらいいのかわかんない色したの……
  何 作ったんだろ……知りたいような 知りたくないような………」
L「………」
M「……」
 (恐る恐る後ろに伺う)
L「…おはよう マイキー」
M「…オハヨウー」
L「俺が言いたい事 わかるよな?」
M「ッキャ――!ちょっ 待って!待って!レオ!!  黒いオーラまとんないで!」
L「じゃあ 返せ」
M「うぅ〜… はぁい」
L「…ふぅ まったく 貸して欲しいなら 言えばいいだろ」
M「言ったって 貸してくれないでしょー!」
L「…まぁ そうだけど……  理由によっては 貸さなくもないぞ」
M「うぅ〜〜〜」


それで マイキー?

L「なんで俺の刀持っていったんだ? 理由 教えてくれないのか?」
M「ギク!」
L「………」
M「…………」
L「……マイキー まさかとは思うが…」
M「ッキャー――!ゴメン!ゴメンなさい!!
 包丁のかわりにしようとしてたけど 未遂だから!
 まだ なんにも切ってないから!!許してちょーだい!!!」
L「…………」
M「……オイラの秘蔵のおやつ半分わけてあげるよ〜?ね?怒んないで?」
L「………………まったく しょうがないな」
M「!やたっ!!さっすがレオ!話わかるね!」
L「ただし」
M「?」
L「今日から一週間 俺と一緒に修行する事」
M「えええぇ〜〜〜〜っ!!!」
L「えー じゃない 丁度いいだろう?お前最近 修行してないだろ」
M「うっわぉ バレちゃってる」
L「という訳で 今日から頑張ろうな マイキー?」
M「ウッソ――――!!!」



back